Here comes mango IPA 355ml/Belching Beaver
STYLE:American IPA
ABV:6.6%
本物のマンゴーを使用することにより、ホップアロマにさらなるトロピカル感を与え、苦みとフルーティーさがバランス良く交わるIPA。
このHere Comes Mango IPAを、ブリュワリーのホームページではこう説明している。 “Mel Brooks(注1)作品のファンならきっと、この絶品のフルーティーなIPAを気に入るだろう。 顔面へのパンチは無しでね。 ” これは、Mel Brooksのドタバタコメディー “Blazing Saddles”内の名台詞「顔はやめろ!」(注2)とかけて、”強すぎる刺激(パンチ)ではなくマンゴーを使うことでバランスを極めたビール” であることが説明されている。
ジョークが大好きなBelching Beaverらしさが溢れるその説明通り、ホップの香りや苦みはちゃんとあるものの、フルーティーでジューシーなマンゴーの風味がバランスを取り、ビール全体のバランスが秀逸なものとなっている。
明るめの黄金色の液色に白い泡が乗る。 AmarilloとSimcoeホップのシトラスフルーツやレモングラスのような香りにナチュラルなマンゴーの香りが追いかける。 味わいは、ジューシーなマンゴーフレーバー、ハチミツのような微かなモルトの甘み、心地よいホップの苦みが非常に良いバランス。 軽めのミドルボディで、甘ったるくないドライなフィニッシュへと導かれる。
マンゴーとホップのどちらかが主張しすぎるという事はなく、絶妙なバランスでとても飲みやすいIPAと仕上がっている。 注1)アメリカのコメディ映画の巨匠として知られている。 映画脚本家、俳優、製作者、そして監督として活躍。 現在92歳。 注2)暴漢に襲われたダンスショーの監督役のセリフ。 この後ボディへのパンチを受けて倒れる際「ありがとう・・・。 」と一言。